三育教育の特色
三育教育の特色
人格教育を伴わない学力偏重教育の弊害は、青少年の心の荒廃として大きな社会問題となっています。 すべての判断の基準となる正しい価値観や他人を思いやることのできる豊かな心がなければ能力を役立てていくことができないばかりか、幸福な人生を歩むこともできません。
久慈川三育小学校では、心と頭脳と体の基礎が形成される小学生の時代に、クリスチャン教師を通して聖書を土台とした心の育成を行うとともに、知的好奇心を引き出し、考えさせる指導を通して、自己発展させられる本物の知恵を養っています。 視点の短い評価によって競争心を煽り立てるのではなく、互いの評価と違いを認め合う中でそれぞれの個性や能力を率直に伸ばしていく教育は、慈しみと細やかな配慮の行き届くキリスト教少人数教育ならではの特性でしょう。
理念 ・ 方針 ・ 目標
三育教育理念
神は、世界と宇宙の創造者であり、御自分の御像にかたどって人間を創造された。 三育教育は、イエス・キリストに対する信仰によって、人間のうちに創造者の御像を回復し、地上における神の御業に献身する人間を育成する。
教育方針
児童一人一人は神様に愛されているかけがえのない子どもであるとの児童観に基づき、お互いが思いやりと共感を持って人や自然と関わることを通して、各人に与えられている個性や賜物を最大限に伸ばし、それらを喜んで用いることのできる人を育てる。
教育目標 (目指す子どもの姿)
1. 神様に愛されている子どもとして自分自身を大切にし、思いやりと共感をもって人や自然と関わることのできる子ども。
2. 知的好奇心をもって学びや自然に向かい、自立して取り組み、学んだ知識を活かすことのできる子ども。
3. 神様に与えられた体を大切にし、健康的な生活を尊び、安全に心がけて行動できる子ども。
聖書に基づく豊かな心 【徳育】
神様と人々から愛される子ども。 神様と人々を愛することができる素直な子どもを育てます。 お祈りで毎日が始まり、感謝の祈りで学びを終えます。 毎週土曜日には共に礼拝します。
考える力 【知育】
真理を求め、思考し、行動する力を養い育てます。 自ら学ぶ意欲を持ち、確実な基礎的学力を柱に、さらに深く研究し、希望に溢れた未来を拓く力を伸ばしていきます。 1年生から週2回の英語授業を行っています。 そのうち1回はネイティブスピーカーによる授業で、1年生から英語に親しみ異文化への理解を深めています。
健康な体 【体育】
愛の実践は、社会のために奉仕できる健康な体が土台となります。 他と比較したり競いあうことを目的とせず、自己の能力のために生かそうとする健全な体と心を育てることが、本当の体力づくりではないでしょうか。
三育教育ネットワーク
同じ教育理念に基づき、三育教育を実践する系列校が、全国各地ならびに世界各国にあります。 日本には10校の系列小学校があります。 世界の主な国々に小学校から大学まで8000校以上の姉妹校を持つミッションスクールの一つです。
全世界には119 の大学、168,314人の大学生、13,713人の教員がいます。
2,548 の中学・高校に575,881人の生徒、40,747人の教員がいます。
世界各地にある6,106 の小学校には1,130,026人の児童、51,035人の教員がいます。
国内の三育系列中学校は、三育学院中学校(千葉)、広島三育学院中学校、沖縄三育中学校の三校です。 日本では数少ない全寮制の中学校で、聖書を土台としたとした全人教育を行っています。 日本各地から生徒が集まり、寮生活の中で自立した学びを続けています。 久慈川三育小学校と同様に、教師は全員クリスチャンです。 聖書に基づく価値観を共有した教職員が同じ敷地内に居を構え、昼夜問わず生徒の指導にあたります。 共同生活の中で互いに切磋琢磨し、学習面はもちろん、協調性や思いやりの姿勢など、人格的にも大きく成長できる環境です。
三育学院はアメリカに本部を持つセブンスデー・アドベンチスト教会(プロテスタント)を経営母体としています。 全寮制の中高などユニークな教育を展開しているほか、 世界に100以上ある海外の大学への留学の道も開かれています。 メディカルスクール(医学校)やビジネススクールなども充実しており、文字通り国境を越えてあらゆる学びが可能です。
国内の三育系列校 | |
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三育学院中等教育学校・中学校 |
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広島三育学院中学校・高等学校 |
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沖縄三育中学校 |
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札幌三育小学校 |
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函館三育小学校 |
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久慈川三育小学校 |
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光風台三育小学校 |
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東京三育小学校 |
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横浜三育小学校 |
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広島三育学院小学校 |
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広島三育学院大和小学校 |
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鹿児島三育小学校 |
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沖縄三育小学校 |
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三育教育ポータルサイト |
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いじめ防止基本方針
2014年4月1日策定
いじめは、いじめを受けた児童の教育を受ける権利を著しく侵害するばかりでなく、いじめを行う児童も含め、心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものである。
本校では、キリスト教教育の精神に則り、いじめの防止に努めると共に、いじめの早期発見や、本校の児童がいじめを受けていると思われる場合は、適切かつ迅速に対応する。
本基本方針は、この目的を達成し、学校、家庭、その他の関係者が連携して児童の尊厳を守るために策定するものである。
1.いじめの定義
「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。(いじめ防止対策推進法第二条1項引用)
2.いじめ対策委員会(常設組織)の設置
(趣旨)
いじめは、いつでも、どの学級でも起こりうるものであるという認識の下、その防止等の対策を実効的に行うため、「いじめ対策委員会」を設置する。
(構成)
校長、教頭、学級担任、その他の教職員で構成する。